April 7, 2012

CentOS6 における gitサーバ の構築

gitの管理系としてgitoliteを採用し、環境を構築する。 
まずは各種のインストール。
gitoliteは公式レポジトリにないので、EPELから取ってくる。
# yum install git
# rpm -Uvh http://download.fedoraproject.org/pub/epel/6/x86_64/epel-release-6-5.noarch.rpm
# yum install gitolite
これでgit及びgitoliteが導入された。
gitをホストするためにgitoliteという名前のユーザーがインストール時に作成されている。

注意すべきは、gitoliteアカウントがgitサーバにおけるすべてのレポジトリの所有者であり、
唯一必須のgitサーバのシステムアカウントである点である。
すべてのユーザーはgitoliteアカウントとしてgitサーバにアクセスすることになる。
各ユーザーはSSH公開鍵によって区別される。
このあたりがしばらく理解できなくて苦しんだ。

つぎにgitの管理ユーザーのための設定を行う。
gitoliteは管理情報をgitで管理するため、管理ユーザーすらgitサーバに、
(共用であるgitoliteアカウント以外には)システムアカウントを必要としない。

gitのクライアントとなる端末(サーバと同居してもいいが)のユーザーでsshの鍵を作り、
gitoliteが導入されているサーバにコピーしておく。
以下はクライアントでの作業
$ ssh-keygen -t dsa
これで、~/.ssh/id_dsaと~/.ssh/id_dsa.pubが出来ているはずである。

また、sshのコンフィグファイルを作っておくと便利である。
以下はクライアントでの作業
$ vim ~/.ssh/config
host gitserver #gitserverは適当に名前を変えてもよし
    user gitolite
    hostname 192.168.1.2 #gitserverのIPかDNSでひけるホスト名
    port 22
    identityfile ~/.ssh/id_dsa

id_dsa.pubをgitサーバにコピーし、/tmp/admin.pubなどにおいておく
(セットアップが終わったらいらなくなるのでtmpでよい) 
gitoliteは鍵の名前でユーザー名を管理することになるため注意。
(この例では管理ユーザーの名前はadminとなる)
以下はgitサーバでの作業
# chmod a+r /tmp/admin.pub 
# su -l gitolite
$ gl-setup /tmp/admin.pub
このあと設定ファイルをいじるためにvimが起動するが
ESC→:q→リターン
で抜ける。 

この時点で管理データレポジトリがたっており、あとはすべて外からgitを介して設定できる。



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